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ワイパーを自分で交換してみよう!(1)~ワイパーの基礎知識編~

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ワイパーを自分で交換してみよう!(1)~ワイパーの基礎知識編~

雨の日や雪の日、そして視界不良の時には窓ガラスをきれいにしてくれる役割があるワイパー。ディーラーで何となく言われ、または自動車屋さんで言われて何となく交換している人も多いでしょう。ワイパーは定期的に交換しないと視界不良の原因となり危険です。

視界不良な危険な状態

視界不良な危険な状態

ワイパーで拭き取る事で、クリアーに!

ワイパーで拭き取る事で、クリアーに!

ここでは、ワイパーの交換の前に、基礎知識を先に確認していきましょう。

○ワイパーの構造について

ワイパーは特殊なものを除き、基本は窓と触れて雨水などを拭くためのゴム(ラバー)の部分と、ゴムを支えるブレード部分、そして車体から伸びるアームに分けられます。ゴムはとても柔らかいもので、ガラスに傷がつくのを防いでいます。

また、ワイパーゴムには、形を保つ目的やガラス面にゴムをフィットさせる目的で金属の細い棒状のバーティブラと言う部品がついていますので、うっかり捨ててしまわないよう注意が必要です。

また、アームの部分がおかしくなってしまった場合は、ディーラーや自動車工場での部品交換が必要になります。自動車用品販売店やホームセンターにはおいていませんので注意しましょう(自動車メーカー部品の為。しかし、ほとんど交換することはありません)。

アームとゴムを外した状態

アームとゴムを外した状態

ゴムとバーティブラ(金属の棒)

ゴムとバーティブラ(金属の棒)

○交換頻度はどのくらい?

ワイパーの交換はおよそ1年で寿命が来ると言われている説が多いようです。また、この1年はブレードの寿命であり、ゴムはもっと短いともいわれています。理想はゴムが半年ごと、そして2回に1回はブレードも交換するようにしましょう。

なお、これは目安であり、使っていて心地悪い拭き取り方(視界が良好にならない)になったらゴムだけでも交換することをお勧めします。交換をしないで放置しておくとゴムが割れたり切れたりして、ガラスを傷つける原因となりますので注意しましょう。

○ワイパーの正しい選び方

ワイパーゴムのサイズというと、まず長さを思いつくのですが、長さだけで安心はできません。実は、メーカーによって微妙に取り付ける部分の大きさや形状が異なるため、ブレードとゴムのメーカーを合わせなければならないことがあるのです。もちろん、中には汎用もありますが、事前に確認をしておく必要があります。

また、ブレードごと交換する場合、アームとの接合部分がぴったりと合うかどうかを確認しておきましょう。場合によってはアダプターの装備が必要になったり、交換にネジ止めのためのドライバーを用意しなければならなかったりする場合もあるからです。

そして、ガラスをコーティングしている場合などには、専用のゴムを使用しなければならない場合もあります。ワイパーといえども、さまざまな種類がありますので、わからない場合は店員さんにしっかりと確認し、買い間違いのないように注意しましょう。

下記に簡単ではありますが、ポイントをまとめておきます。

・ワイパー選びの基準

(1)ゴムおよびブレードの長さ、種類、機能性は同じものか

(2)ゴムだけを交換する場合、ブレードとフィットするものを選択しているか

(3)ブレードごと交換する場合、アームとの接続に問題はないか

○ワイパーに関する疑問点

ワイパーを選ぶ際に、よくある質問を簡単にまとめてみましたので確認していきましょう。意外と知っているようで、知らないものもあるかもしれません。

ゴムの種類も様々あります

ゴムの種類も様々あります

リアワイパーも種類は様々

リアワイパーも種類は様々

・ワイパーの長さが分からない

結構多い質問のようです。長さといってもどこからどこまでなのか、そして、本当にそれであっているのか不安になる人もいるでしょう。自動車用品販売店へ行くと計測専用の物差しが置いてあったり、ワイパーコーナーを構えているお店であれば、各自動車の標準装備一覧表を置いてあったりするところが多いです。

お店側も、長さが合わないなどのトラブルを防ぐためというのもあるのか、実際に車まで一緒に行き、確認してくれる場合もあります。

・どの種類がおすすめ?

ワイパーを選ぶ際には、自分の使用用途やガラスコーティングの有無、そして価格などが選定基準となります。お店においてあるもので、適合さえすればどの種類でも問題ありませんが、気をつけなければならないのは、ガラスコーティングを守る目的がある場合です。

ガラスコーティングをしている自動車に一般の汎用タイプを装着すると、使っているうちにビビリ(稼働中に変な音を立ててスムーズにブレードが動かなくなる)が出てしまう場合もあります。その場合、価格は高くなることが多いですが、ガラスコーティング対応のタイプを選びましょう。

また、ガラスの水はけをよくする「はっ水タイプ」のワイパーが販売されていることがあります。しかし、これはあくまで水はけをよくする目的があるだけで、コーティングを守る役割は持っていませんので注意しましょう。

・長さが違うタイプをつけてもいい?

これは完全にNGです。主な理由は以下の通りです。

(1)ブレードとゴムの長さが合わないと、ワイパーの役割を果たさない。さらに、使用中にゴムが外れるなどの重大なトラブルにつながる可能性がある

(2)長さが短ければ窓を拭きとる面積が狭くなり、視界の確保ができない

(3)ワイパーが長すぎると窓枠などに引っかかり、事故や故障の原因となる

それぞれの車両に合った長さとタイプを選んで購入するようにしましょう。

・リアワイパーは使わないから外しても良いか?

街中を走っていると、ペットボトルのキャップのようなオシャレなアクセサリーをつけて走っている車がいます。使わない、自動車のドレスアップが主な目的だと思われますが、これは基本的に問題ありません。車検も通りますし、警察に違反としてキップを切られることもないでしょう。

心配であれば、自動車販売店や修理工場などで確認してみることをお勧めします。

ワイパーは私たちの視界をクリアにしてくれる大変重要なパーツですが、交換のいろはを知らない人も多いです。まずは、基礎知識についてお話してきましたが、これを機会に、自分の車のワイパーはどうなっているのかな?と確認してみることをお勧めします。

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