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新ニュージランド訪問記(その1)

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新ニュージランド訪問記(その1)

以前も、ニュージーランド訪問記として、
https://www.hai-sya.com/column/newzealand.html(ニュージーランド訪問記 その1)
https://www.hai-sya.com/column/newzealand2.html(ニュージーランド訪問記 その2)
を、ご報告致しましたが、再度訪問する機会に恵まれたので、その訪問をご報告させて頂きます。
今回も、成田国際空港からニュージーランド航空にて10時間以上のフライトタイムでの渡航となりました。
このAir New Zealand の面白いところは搭乗後離陸までの間にビデオ放映されるセーフティビデオが乗るたびに新しいビデオになっている所です。どれくらいの更新頻度かは分かりませんがNZへの渡航回数が少なめのボクは、毎回違ったセーフティビデオを見ています。今回は、ロード・オブ・ザ・リング(指輪物語)を思い出せるような、ホビットや魔法使いに剣士に王女様が航空機に着席して機内の安全についての説明を面白おかしく実施してくれました。残念ながら、航空機はフライト前に電子機器の電源を切らならないのでカメラに収める事が出来ませんでした。もし搭乗する機会があれば陽気なニュージー達の気質に触れる事でしょう。

オークランド国際空港の入国ゲート付近の様子

オークランド国際空港の入国ゲート付近の様子
(Auckland International Airport)

渡航したのが、日本は冬の真っ最中の1月末頃でしたので、南半球にあるNZの都市オークランドは、暑い夏かな?などと割合薄着の服装を準備して行きました。
ところが、常に風が吹いて寒いんです。日差しは割合と強くて、風のあたらない窓際だと暖かいを通り越して暑いのですが、空港の外に出ると、肌寒い。アテンド頂いたオークランド在住のツアーコンダクターさんはちゃっかり薄手の上着を着用していました。

トヨタ:コースター(けん引BOX付き)

トヨタ:コースター(けん引BOX付き)

薄手の上着を、少し昔のトレンディドラマのように着こなしたツアコンの男性は、アテンド道中のドライバーも兼ねているので、オークランド国際空港の外に駐車してある、移動バスを回送してきました。 ツアーコンダクターと言っても、通常のパック販売されているツアーではなくて、今回の視察の為に予約した方です。 通常は、日本の旅行会社からの現地のアテンド業務をしているそうで、観光地巡りが通常勤務だそうです。タイトなスケジュール設定なので、オークランド国際空港から直接、一軒目の訪問先へ移動するので、私たちの旅行用スーツケースは、マイクロバスの後ろに牽引したコンテナーに収納しての移動となりました。

オークランド市内の中古部品商の倉庫内

オークランド市内の中古部品商の倉庫内

最初に訪問したのはオークランド市内の有力中古部品商の企業さまです。 ここでは、主に日本の自動車リサイクラーから海上コンテナーにて輸入した中古パーツを販売しています。 いわゆるBtoCの個人様向けの販売も実施しているようですが、メインはBtoBの企業向けの販売がメインのようです。 また、NZでは自動車保険で鈑金修理する際に、保険会社が中古パーツを探して来るサービスが充実していて、そこからの問合せが多いようでした。

日本から輸出入された自動車中古部品

日本から輸出入された自動車中古部品

倉庫の二階スペースの様子、ギッチリ入っています

倉庫の二階スペースの様子、ギッチリ入っています

ちょうど、渡航する前に日本から輸出しました自動車中古パーツが到着した後で、訪問の前日に荷卸しをしたとの事で、倉庫入り口には、棚に入れる前の中古パーツがズラリ。倉庫の棚もいっぱいストックがあるのですが、入るのでしょかね(笑)日本からオークランド港までVESSELと呼ばれる貨物船だと、おおよそ1ヶ月弱の所要日数で海上コンテナーが行き来します。船社によっては香港経由やシンガポール経由等の国際ハブ港経由だともう少し日数がかかってオークランドまで到着します。
そんな時間と労力をかけて、はるばる日本から約8,800kmも離れた国からNZまで運んでも利用価値の高い自動車中古部品に感謝ですよね。ただオセアニア地域であるNZに中古部品を輸出する際にとても重要な検査があります。これは後述する中古自動車輸出にも同じ事があてはまるのですが、MAF検査と呼ばれる検疫検査の為に、たとえば中古タイヤーの溝につまった泥を除去しておかなければなりません。MAF検査とは、Ministry of Agriculture and Fisheriesの略で、本来オセアニア地域にないハズの害虫や病気をNZの家畜や動植物、人間にまで害が無いようにするための検査です。少し大げさな表現ですが、我が日本国にも外来種と呼ばれる動植物が多く入ってきていまして、本来の生態系に大きな影響を及ぼしていますよね。そんな事を考慮すると、中古タイヤーの溝に泥と一緒に、ドクダミ草の種がまじっていてオークランド市内の日陰にドクダミ草が咲誇ったら…などと考えると、日本での洗浄作業も真面目に実施が出来ますよね。その甲斐あって、今回の品物は無事にMAF検査をクリアーしています。沢山のリサイクルパーツがNZで販売のチャンスを得られます。一番の人気商品は中古タイヤーだそうです。その理由はWOFにあるとの事。WOFってなんだろう??

歩道もオープンカフェに早変わり!?

歩道もオープンカフェに早変わり!?

一軒目の訪問を終えてランチのお時間です。海岸線沿いの地元で人気のフィッシュ&チップスのお店でテイクアウトしました。白身魚のタラと、フライドポテトをシンプルに塩味で頂きます。まあ、現地の人はケチャップ満載で食べていました。
味が濃いので、ペプシコーラーをガブ飲みで、食べました。ビーチ横の公園は平日にもかかわらず、大勢の人がそんな感じでランチタイムを楽しんでいました。

ビーチで楽しむ人々

ビーチで楽しむ人々

美しい港町

美しい港町

さて、次回は今回の視察の目的である、NZへの車両輸出のためのWOF検査についてです。
… その2に続く。

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