ミャンマー視察レポート第二弾
2013年4月1日~4月10日
前回に引続き、発展しつつあるミャンマーの視察をレポートしたいと思います。
今回は、自動車関連だけに絞らず、多岐に渡る企業を訪問しました。
まず伺った企業は「ミャンマーエコノミックホールディングス」の
「ミャンマーエコノミックカンパニー」です。
鉄鋼、セメント、医療、リサイクルなど全ての分野を網羅している会社です。
(両方軍の会社で巨大な複合企業。社長を含め社員は軍人さんでした)
エコノミックカンパニーにて
自動車の解体を行っており、鉄くず素材に加工した後、同じホールディングスにて、電炉も経営しているので、リサイクル体制は確保されている。
しかし前日にガソリン引火事故で亡くなった方もいたとのことで、解体・電炉の見学は中止となってしまいました。
日本の自動車リサイクル企業の水準は高い事をアピールして、火事や事故起きないリサイクルが出来るとアクションかけて来た。
いつかこの荒野に廃車ドットコムの会社ができる日が来ることを祈って。
ミャンマーは田舎に行くと純朴な人達が多い。
日焼け止めの“タナカ”と言う樹液を塗ってパシャリ。
まだまだ、リサイクル技術や安全管理はレベルが低いと感じた。
技術提携をして、鉄素材だけの生産では無く、非鉄金属の歩留まりをあげるようなリサイクルを推進したいです。
他にも、ミネラルウオーターの会社やテレビなどのメディア会社、不動産会な ど数十社を見学。意見交換などをした。
不動産に関しては、マンションなどが1年で2倍・3倍値上がりしたそう。
この値上がりは、バブルなのか民主化の怒涛の濁流なのかは分かりません。
日本でもお馴染みのユニクロやハニーズなど会社も進出していた。
また通信インフラも加速的に進歩して、以前は高価だった携帯電話も
ミャンマー市民の多くの人々が持つようになっていて、その携帯電話は、スマホ(スマートフォン)が随分とシェアを取っている印象です。
数年前に来たときは携帯の電波さえ繋がらない国だったのが
日本の数倍ともいえるものすごい勢いで進化している。
補修用の自動車の部品がタイ国境を越えて入ってきているとの事でしたが、 その自動車中古部品マーケットがある近くのエリアで、イスラムと仏教徒の 武力衝突があり、危険だと判断して今回は行くことが来ませんでした。
国道の道路整備はまだまだで、道はぼこぼこ、移動するだけで体力が必要だが、
国民性は至って穏やかである。昔の古き良き時代の日本人を感じます。
ファッションもインターネットが普及したためか、数年前に比べてどんどん
明るくファッショナブルになっているように感じた。
今回の訪問でも、中古部品のビジネスに意欲的な企業が沢山ございましたが、
若い経営者と話しをするなかで、知識が無い為その場では契約が決まらない。
一度日本に来るようにアドバイスをした。
街角のコミックスタンドで車の雑誌を発見したので、地元のミャンマー人のビジネスパートナーに、その雑誌に試験的に広告を出すことをお願いをしてきた。どうなるか楽しみである。中古部品のビジネスにはチャンスを感じたが、それ以外も含め、引き続き調査を続けて行きたいと思う。
最後に国の印象を述べると、町にはゴミが全然落ちていないのです。
驚く位に綺麗なのです。行政の清掃員が人力で清掃しているとは言え、清掃
活動が徹底された感じは、訪問した企業の敷地も同様で綺麗である。労働人
口が多くスタッフが沢山確保可能だし、勤勉な民族性なので、これから急激に伸びていく国だろうとあらためて感じた。
パーツやメタル資源として再利用し国内外に販売!
車解体の資格を持つ廃車.comの工場と直取引だから高く買取れる。
すでに払った31,600円の自動車税も返ってくる。
(4月に廃車/1,600cc普通自動車)