カンボジア訪問記(その1)
日本とカンボジアの位置関係
今回の海外訪問レポートは、「カンボジア」を取り上げたいと思います。
東南アジアにあるカンボジアは、メコン河が流れており気候は熱帯モンスーンであります。
宗教は仏教徒が多く、クメール人(カンボジア系)が9割、ベトナム系が0.5割、華人が0.1割と、カンボジア人が国民の大半であります。
日本から、4300km程度離れた、カンボジアの首都であるプノンペンを目指しますが、まず、
査証(滞在ビザ)が必要なので事前に取得を致しました。直行便が無いので、タイで乗換えを致します。
スワンナプーム国際空港
日本とカンボジアの時差はマイナス2時間
成田から、タイのスワンナプーム国際空港まで大体6時間のフライト。乗換えの時間を利用して軽食を頂きました。 そして、タイのスワンナプーム国際空港から、カンボジアのプノンペン国際空港まで1.5時間のフライトでした。
到着日の晩御飯は少し豪華なレストランで。
宿泊ホテルから、プノンペンの街を見る
カンボジアには、マレーシア・タイから自動車の中古部品が流入しており1990年代後半から2000年過ぎあたりまでは、日本からタイの保税庫等を経由して中古車が輸出されていたので、
自動車中古部品を販売するのは有望な市場になる可能性があると考えて市場調査目的での訪問をしました。
カンボジア国籍の買付けバイヤーは日本ではあまり見られませんが、関東の一部ではヤードを有して活動しているようです。
その殆どは華人で中国系カンボジア人の経営する企業です。カンボジアの平均月収は工場労働者で、80ドル/月と、東南アジアの中ではミャンマーの68ドル/月に続く安さです。
もちろん工場課長クラスで700ドル/月、商社勤務で事務職なら266ドル/月、商社勤務課長クラスなら1020ドル/月と差異はございます。
問題は行政機関の下級役人は工場労働者程度の給与なので、東南アジア特有の“袖の下”、そうです、賄賂(アンダーリベート:袖の下)がまかりとおる環境なのです。
(※参考:ラオス118ドル、ベトナム130$、インドネシア209$、タイ286ドル、フィリピン325ドル、
マレーシア344ドル、中国・上海439ドル、中国・北京538ドル。製造業一般工職の平均月収)
プノンペン市内の様子、交差点
なんだか、二輪車が多い
市場の付近、やっぱり二輪車が多い
市場の入り口付近、なんだか人も多い
市場裏の駐輪スペース、二輪車ばかり
ホコリっぽいので、マスク着用が目立つ
街を走る二輪車は、三人乗りは当り前の風景
二輪車での物流が盛んの様子
カンボジアの人口は約1514万人で、首都プノンペンの人口は233万人と言われていますが、 同行のガイドさんの話しでは戸籍制度が怪しいので実際はもっと多いのではないかとの事。 一日を2ドル以下で生活する貧困層も多く、中流家庭の移動手段は公共バスと二輪車が主流のようだ。 もちろん、二輪車で何でも運ぶ様子が街を見渡せばそこらかしらに確認ができる。 人も物も何でも運んでいる。二輪車の登録台数を聞いてみたら、「一家に2~4台はあるよ」との事。 もしかしたら、自動車中古部品の販売先開拓よりも、二輪車の部品の方がこの国の要望にあっているのではないかと思う程です。 しかし正確な統計は発表されていないそうですが、ガイドさん推測では自動車保有台数20万台程度で、プノンペン市内の年間の新車登録が3,000台、中古車登録が20,000台程度との事です。 街角を走る四輪車の車種を見れば、圧倒的に日本メーカーのブランドロゴが目立ちます。 乗用車やSUV(Sport Utility Vehicle, スポーツ・ユーティリティ・ビークル)は殆ど日本メーカーのブランドで、高級セダンになると欧州メーカーが多少見受けられます。 9人乗りのミニバスや商用バントラになると安価な韓国ブランドも走っていました。
50ccか80cc程度のスクーターで幼児横抱っこ
子供も大きくなれば、立ち乗りスタイル
奥様も安定の三人乗り走行
家庭用の燃料ガスを運搬中
次回の第二弾レポートでは、本命の自動車中古部品の市場と、中古車市場を報告させて頂きます。 乞うご期待!
パーツやメタル資源として再利用し国内外に販売!
車解体の資格を持つ廃車.comの工場と直取引だから高く買取れる。
すでに払った31,600円の自動車税も返ってくる。
(4月に廃車/1,600cc普通自動車)